基本情報技術者試験

情報処理関連の登竜門的試験

基本情報技術者試験はITパスポートの上位資格試験として、経済産業省が実施している国家資格です。
この資格は2000年より基本情報技術者試験という名称を使っており、それまでは第二種情報処理技術者試験という名称で試験を実施していました。そのためこの試験を未だに「二種」と呼ぶ人が多くあります。

スキルレベルは4段階で2という難易度で、システムエンジニアなどの上流職位への登竜門的な資格試験となります。
ITパスポートでは一般的な知識について広く浅く学習するような資格試験でしたが、この基本情報技術者試験はコンピュータ言語のプログラミングに関する問題が出題される事からプログラマ向けの資格試験として受験されてきました。

この試験は「コンピューター科学基礎」、「コンピュータシステム」、「システムの開発と運用」、「ネットワーク技術」、「データベース技術」、「セキュリティと標準化」、「情報化と経営」とコンピュータ技術関連の知識により注力しつつも、プログラミングだけではなく、様々な技術についての知識を必要をする資格試験なのです。

資格受験者の幅

この試験はどのような人が受験するのでしょうか。この資格はプログラマからシステムエンジニアなどに自分の幅をレベルアップするための登竜門として受験するケースが多く、受験する年齢層は10代から50代と広い範囲の年齢層の人たちが受験します。

そのなかでも情報処理系の学生や専門学生などが受験する19歳から21歳、システム開発系やプログラム系の新入社員が受験する22歳から25歳がボリュームゾーンになります。そして合格する人のボリュームゾーンは24歳から26歳と若干受験者のボリュームゾーンから高い年齢層となります。

出題範囲は

基本情報技術者試験はどのような試験の内容なのかというと、スキルバランス2程度の内容として一般に公表されています。出題範囲を公表することによって、知識、技能の幅と深さ体系的n整理、明確化することにより、試験合格を目指す受験者にとって、学習するための指針として有効に活用されるのです。また、企業や教育機関の教育プロセスにおいて、資格試験の合格に向けて学習することで、有効な知識の習得を目指す内容のシラバスとなっているのです。

内容としてはコンピュータの基礎理論から、コンピュータプログラミングに関する知識、コンピュータの内部構造についての知識、ソフトウェアについての知識、ヒューマンインターフェース、マルチメディア、データベース、ネットワーク技術、セキュリティなど、非常に多岐にわたるコンピュータについての知識についての内容や、プロジェクトマネジメントやサービスマネジメントについての知識についての内容も範囲となります。