IT技術者向けの初級試験

ITパスポート試験をみなさんはご存じでしょうか。ITパスポート試験は前身試験として初級システムアドミニストレータ試験(初級シスアド)に代わって実施されている国家資格で、2009年より試験は実施されています。
ビジネスマンとしての知識が詰め込まれたこの資格は、日常の業務で必要となる基礎知識が広く学ぶことができます。事務系の仕事から管理系の仕事まで、仕事の種類にかかわらず広くカバーできるのが特徴です。

この試験は学生から実際に現在働いている社会人まで、その受験者数は年間で5万人にもおよびます。ITパスポート試験は国や民間企業、地域自治体まで広い範囲の団体で取得することを推奨されている資格です。
そのため会社に入社した新入社員に取得させる知識として社内研修に取り入れる会社も非常に多いのが特徴です。

またIT関連の企業であったり、部署であってもこのITパスポート試験は有益であるといえます。ITパスポートは経営戦略（ストラテジ系）、情報管理（マネジメント系）、情報技術（テクノロジ系）の3本柱で構成されています。
IT系の仕事であればこの3本柱をもとに仕事の視野を広げる為に有益な試験として、企業が取得を進めるケースが多くあります。

情報技術系の資格の登竜門

ITパスポートはIT系の資格試験としては登竜門であり、上位の情報処理系の資格試験の入門編としてたくさんの人に受験されています。
ITパスポートは資格受験に制限はありません。誰でも資格取得をするチャンスがあります。たくさんの人がIT系の入門編として資格試験を受験します。

現在では情報処理系の仕事への女性の進出もめまぐるしく多くなってきています。国の政策で女性の管理職への進出もこれから多くなってくることでしょう。その時にもこの資格は役立つはずです。
管理者として様々な角度で業務を進めていく必要がありますので、それなりのIT知識であったり戦略の知識が必要になってきます。そんな人にもこのITパスポート試験は広い意味での業務知識のカバーリングができるようになるので、自己啓発としてもこの資格を取得しておくことは非常に大きな意味があるといえます。

結構合格しやすい国家資格試験

ITパスポート試験は広くたくさんの人にカバーしてほしいIT関連の基礎知識、管理系、戦略系の基礎知識を試験範囲として出していますので、ITに関連の無い仕事についている人でも受験するケースが多くあります。
その合格率は40パーセント前後、比較的合格しやすい試験であるといえるでしょう。

試験の内容は165分の試験で100問の問題が出題されます。筆記試験はなく試験場にあるパソコンで試験を受けます。受験料は5100円なので、自分の力を試す意味でも受験するのはいかがでしょうか。