Web検定

Webに関する広範な知識が問われる

Web検定資格はWeb系の資格試験の総称のことを指します。
Web検定資格には、Webリテラシー、Webデザイン、そしてWebディレクションとWebプロデュースという四種類の試験が用意されており、この検定はそれぞれの技能を認定、測定する試験です。
いずれの試験においても、Webに関する基本的知識や技能などを測定することが出来る資格として知られていて、あらゆるWeb業務に関わる全ての人を対象として作られた資格として知られています。

知識や評価、認定基準を体系化することが出来るとして比較的新しく設立されたタイプの資格で、資格の有効期限は二年と決められています。
二年過ぎたら資格を継続するためには、継続試験を受験する必要があり、試験に合格することで、また二年間、資格を継続することが可能になります。

専用のテキストの範囲から出題される

試験方式としては、CBT方式が用いられており、それぞれ、下記の試験科目が対象となっています。
テストは、「ウェブの仕事力が上がる標準ガイドブック」という書籍から範囲が指定されて出題されます。
受験する検定の種類によって範囲が異なりますので間違いのないようにしましょう。

WEbリテラシーの場合は、「ガイドブック1 ウェブリテラシー」のテキストに載っている範囲での出題になります。
試験問題数は85問です。

Webデザイナーの場合は、「ガイドブック2 ウェブデザイン」のテキストから、Webディレクターの場合は、「ガイドブック3 ウェブディレクション」、Webプロデューサーの場合は、「ガイドブック4 ウェブプロデュース」から、これらのテキストを中心にそれぞれ出題されます。
いずれも出題問題数は65問になります。

また、上記試験は全て、出題問題数の正解率7割を超えると合格になり、合否の結果は、試験後に即、パソコンの画面に表示されます。
試験時間は全ての試験で90分になりますが、問題数が多いリテラシーの場合は、非常にギリギリの試験になるといえるでしょう。

どんな仕事に有利に使えるのか

それぞれの資格に受験資格はなく、年齢や性別に関係なく、誰でも受験をすることが可能です。
ウェブの仕事において非常に重要な知識やスキルを学ぶことが出来る試験ですので、将来的にこうしたWEb関連の職業に就きたいと考えている方は、出来るだけ資格取得を検討されることをお勧めします。

試験の難易度自体は難しいものではなく、勉強をしっかりとすれば誰でも合格することが出来るタイプの試験といえるでしょう。
合格率はいずれの試験においても6割~7割が平均的ですので、決して難しい試験ではありません。
制限なくどんな人でも受験をすることが出来る上に、その場で合否の判断が出るタイプの試験のため、非常に効率が良い試験であるといえるでしょう。

ICTプロフィシエンシー検定試験

初心者から中級者向けのパソコン検定

ICTプロフィシエンシー検定試験(パソコン検定試験、通称P検)は、パソコン検定協会が実施している、初級、中級のパソコンユーザーを対象とした技能検定試験です。
難易度は級によっても異なりますが、パソコンを今まで触ったことない全くの初心者から、普段から仕事でパソコンを利用している人まで、幅広いパソコンユーザーに対して、パソコンへの理解や知識をより深めることを目的として作られた試験と言われています。

受験級は、5級から1級までありますが、1級、2級、4級にはそれぞれ、準が付く級もあり、全部で8個の級が用意されています。
実践的なIC活用能力を自他ともに認定するための試験として知られ、証明する効果が期待できると言えるでしょう。

企業でパソコン技能を活かすなら4級以上が理想

P検の試験内容としては、当然それぞれの級によって、出題範囲や難易度も異なります。
最も初期の初期である5級の場合は、パソコンの基本的ハードウェア類の名前や使い方、ネットのモラルなどを図ることが出来るなど、用語を理解しているレベルのユーザーです。
準四級はこれに加え、プライベートで多少パソコンを利用している人を対象に作られており、中学で現在習う「情報とコンピューター」の指導範囲に基づいて、基本的なパソコン知識、初歩的な内容などをはじめ、パソコンを利用する際には初歩となる部分の知識があるかどうかを確認することが可能です。

4級になるとレベルは一気に上がり、会社に入社した際に必要となる知識が必要になります。試験内容もタイピングテストが加わり、タイピングテストで1500文字中450文字以上の正確さを求められます。
3級ではさらに、会社で仕事としてパソコンを活用するレベルになり、タイピングテストは1500文字中600文字以上、準二級では会社で応用レベルでパソコンを使うことが出来、高度なパソコン技術を持っているレベルとなり、2級では、ICTをマスターしたレベルで実技試験も実施、準1級ではそれに加え、ネットワーク上の問題を解決することが出来るレベル、1級では会社全体の情報化リーダが務められるレベルへと発展し、最難易度の知識と技術レベルが必要になります。

ICTプロフィシエンシー検定試験の受験資格

受験資格は、2級までは特になく、誰でも受けることが可能です。
ですが1級からは、二級以上に合格していないと受験をすることが出来ないため、まずは二級に合格することが必要となると言えます。
最難易度である1級の難易度自体も普通認定されていますので、しっかりと勉強をして着実にスキルアップをしていけば、決して取れない資格ではないといえるでしょう。

ソフトウエア品質技術者

ソフトウェア品質技術者とはどのような資格?

ソフトウェア品質技術者資格とは、財団法人、日本化学技術連盟が開催している資格試験です。
日本のソフトフェアの品質事故を徹底的になくし、より安全で安心の社会を実現するための技術者を育成することを目的として作られ、認定する技術を持っていると判断されたものに与えられる資格として知られています。
資格としては、初級、中級、上級の三段階に分かれており、上級になることで、より高度な内容を把握しているとして認定され、様々な場面で利用をすることが可能になります。

ソフトウェア品質技術者の合格ライン

ソフトウェア品質技術者の資格を取るための試験は、出題内容が、「ソフトウェア品質 知識体系ガイド」がベースとされており、出題範囲を徹底的に勉強することで、資格取得につながるといえるでしょう。
初級の場合はシラバスと呼ばれる公式テキストに準拠した出題範囲が取られていますが、中級と上級の場合はこれに加えて、ある一定の知識レベル表が参考にされています。
知識レベルは以下の通りです。

レベル1が、基本的概念や用語を知っていて、意味を説明することが出来ること。
一段階上のレベル2になると、それに加えて、概念や用語がどうして出来たのかの背景などを理解し、具体的な例を挙げて説明が出来ることが求められます。
さらに、これらの概念や技術の使い方を理解していて、適切な場面で、限られた条件の中で課題をクリアすることが出来るとレベル3程度の能力が身についていることになります。

そしてレベル4が、概念と技術をよく理解していて、実際にこうした問題が起きたときに、それらの知識を活用、応用することが出来ることとされ、一番高いレベル5は実際の社会において様々なトラブルを解決するために、必要な要素を分解して、検討し、結論に導くことができるレベルです。
中級の場合は、中級シラバスに加えこの知識レベル2~3の範囲で問題が出題、上級は、すべての範囲で出題がされます。

ソフトウェア関係のさまざまな職場への就職に有利

ソフトウェア品質技術者の資格を手に入れることで、ソフトウェア開発に携わっているエンジニアをはじめ品質保証エンジニア、テスト技術者、保守運用技術者などの職業を中心に様々なソフトウェア開発関連の職業に関わる、基本的な技術と知識を身につねることが出来るといえるでしょう。

もちろん、これらの職業に就くために必ずしも必要になるという資格ではないのですが、資格取得をすることで信頼感が増し、顧客が増えやすくなるという事例も多くあるようです。
また、スキルアップのためにこうした資格取得を積極的に行うように推進している企業も多くあり、企業によっては、資格を取得した者に対して昇給制度を取っている企業もあるといわれています。
このように、世にとっても、自分にとってもメリットがあるといえるのが、ソフトウェア品質技術者の資格の特徴であるといっても、過言ではありません。