都会でキャンプの巻

仕事後の飲み

以前、システムエンジニアとして一緒に仕事をしていた同僚とは、2~3ヶ月に一度くらいの割合で、飲みに行ったりしています。
歳も近いし、気を使わずに過ごせる仲間たちです。
飲み会は、仕事でこれなかったりする人もいますが、たいてい、3~4人で集まります。
今回も、週末の金曜に飲もうということになりました。
珍しく4人全員が集まれるようです。

金曜の夜となると、たいてい、朝まで飲み明かすパターンになりますが、今回はなんと泊まりで楽しもうと、1人が言いだしました。
近場の温泉に1泊旅行でも行くのかと思いきや、都内で遊ぼうとのこと。
何だか意味が分からずにいると、オープンしたばかりの、豊洲のアウトドアパークに行こうというのです。
その存在も初めて知りました。

豊洲や新木場エリアには、中小から大手まで、IT企業が割と多いんです。
今回、場所をセレクトして企画を立ててくれた彼も、豊洲の会社に勤めています。
以前、会社の慰労会で、新木場の公園で、バーベキュー場を予約して、昼間にバーベキュー大会をしたことはありますが、今回は、キャンプをしようとのこと。

街中キャンプ

都会でキャンプっていったいと驚きをかくせませんでした。
その場所からは、東京湾、東京タワー、開業したばかりのスカイツリーまで見えるというのです。
東京のど真ん中でキャンプ。
しかも、そのキャンプ場は、泊まり客は、23時チェックイン、翌朝10時チェックアウトだと言います。
それまでの時間は、昼間の時間帯と夜の時間帯で、バーベキュープランに使われているのだそうです。
僕たちの仕事は、定時に帰れることはめったになく、何かしら、システムのトラブルが起きたり、訳の分からぬ依頼が舞い込んで、残業になることもしばしば。

夜23時集合なら、ぜったい遅刻しないから、なんて、彼は笑っていました。
結局、夜の10時過ぎには全員が揃い、キャンプ場の隣にあるカフェで、食事をすることになりました。
その場所に行って驚きました。
日本のイメージじゃないのです。
映画で観たアメリカの光景を思い出しました。

ロッキー山脈から、ラスベガスへと走り抜けるロードウェイの街並みのようで、ワクワクしました。
カフェのメニューも変わっていて、ワイルドなスモークチキンやスモークポーク、スモークチーズに、スモークポテトなど、日本では珍しい、燻製を中心にしたメニューです。
どれもボリュームたっぷりで、お腹を空かせた男4人にはたまらないものでした。
1時間ほど食事を楽しみ、いよいよ、キャンプスポットへ。
キャンプといえば、テントを張ったり大変で面倒なイメージがありますが、ここのユニークなところは、全てお膳立てがなされているところ。

バーベキューにしても、キャンプにしても、全てスタッフの方が準備万端で用意してくださっているのです。
久々に、ゆっくりと静かな時間が過ごせ、お酒を飲んでバカ騒ぎをするのではなく、仕事のことや将来のことについて、気の合う仲間どうし、存分に語り合うことができる時間を持つことができました。
週末で疲れていたこともあり、初めての都会のキャンプ場で、わりと、ぐっすり眠ることもできました。
たまには、こういう体験もいいですね。
リフレッシュできましたし、他の友達や職場の同僚に自慢したい、いい話題作りができました。