VBAエキスパート

エクセルとアクセスの資格

VBAエキスパート試験とは、エクセルやアクセスなどのアプリケーションのスキルを証明する効果がある資格試験として知られています。
試験科目は四科目用意されており、エクセルでエクセルVBAベーシック、エクセルVBAスタンダードの二種、アクセスでも同様にアクセスVBAベーシック、アクセスVBAスタンダードという二種の、計四つとなっています。

ベーシックの場合は、仕事で一般的に活用する分に問題がないスキル、スタンダードの場合は、IT関連のプロフェッショナルなどによってこうしたアプリケーションが利用される際に求められるスキルレベルであることを証明することが出来るでしょう。
民間資格として知られていますが、受験者が近年増加している資格として知られています。

スキルや目的に合わせてレベルを選択

VBAエキスパート試験にはそれぞれ、ベーシックレベル、スタンダードレベルの二種類のレベルがあります。
ベーシックレベルはその名の通り、VBAの基本文法を理解しているかどうか、基礎的なマクロの読解、記述能力があるかどうかを目的として試験が行われます。
スタンダードレベルは、ベーシックの内容にさらに加えて、より知識があるかどうか、より高度なプログラムを記述し、理解できるかどうかを図ることが出来る試験として知られています。

ベーシックレベルの場合でもスタンダードレベルの場合でも、受験資格などは特になく、最初からスタンダードレベルを受験することが可能です。
ただし、受験費用は決して安くはありませんので、受験費用を無駄にしないためにも、一発スタンダード合格を狙うというプロが多いと言われています。
合格率は試験問題の内容などによっても異なりますが、基本的にベーシックレベルで6割~8割前後と言われていますので、確実な合格を狙いたいという方の中には、一度試す目的でベーシックレベルを受験するという方法をとる方も多いようです。

試験は全国各地で開催

試験はCBT方式で行われ、試験が終了後、即座に結果が分かるようになっています。
試験会場は全国各地に用意されているため、最寄りの試験会場を申し込みするようにしましょう。
試験科目、出題形式はそれぞれの試験の種類によって異なりますが、エクセルVBAベーシックとアクセスVBAベーシックの場合、時間は50分で出題問題数は40問、択一、複数選択式で、合格基準は1000点満点中、650点~800点になります。

また、エクセルスタンダード、アクセススタンダードの場合は、択一、複数選択式に加え、穴埋め式問題が登場します。
合格点は変わらず650~800点なのですが、エクセルスタンダートの場合は出題数40問で50分、アクセススタンダードの場合は出題数は変わらず、時間が60分となります。