パソコン整備士

パソコン関係のサポートならパソコン整備士

パソコン整備士とは、パソコン整備士協会が主催している、情報処理技術系の資格のことを指します。
民間資格として知られているのですが、それぞれITに関する基本的技術、知識を問う認定試験として知られていて、資格取得後は、企業のインストラクター、ユーザーサポート、メンテナンス要員などとして、パソコンの故障
診断やトラブル解消をはじめ、ユーザーに対してのサポートを行うことが可能になります。
資格の種類としては、1級がパソコン整備士、2級がパソコン副整備士、3級パソコン診断士と呼ばれ、これらすべての資格を取得するために受けるのが、パソコン整備士試験と言われています。

級ごとに出題範囲が異なる

パソコン整備士の試験内容、出題範囲は、それぞれの級によって異なります。
まず1級の場合ですが、サーバ構成や、サーバ運用と保守、ネットワーク情報管理、トラブルシューティングなどが出題範囲で、非常に幅広く、プロとして応用性が高い問題が出題される傾向にあります。
次に2級の場合ですが、パソコンの構成要素、インターネットセキュリティ、ネットワーク構築、トラブルシューティング、法令の順守など、基本的な部分に加えて、実際に資格を使って仕事をすることが出来るレベルに達して居るかなどが判断されます。
そして3級ですが、パソコンのハードウェア、インターネットへの接続、パソコンのソフトウェア、情報倫理など、パソコンに関しての非常に基本な部分が出題範囲となっています。

これらの出題範囲を見てもわかるかと思いますが、それぞれの資格を受験するためには、2級の場合は3級合格者のみ、1級の場合は2級合格者のみ、受験をすることが可能です。
パソコン整備士の資格を取得するためには、3級から順々に受験をしていく必要があるといえるでしょう。

難易度は高くない

資格そのものの難易度は決して高くはなく、1級の場合でもB、2級の場合でも少し易しいくらいの難易度であると言われています。
しっかりと勉強をして臨むことで、合格をすることが出来る資格だといえるでしょう。

またそれぞれの資格認定をする際には、受験料6480円に合わせて、入会金2千円、年会費5千円が必要になります。
学生は無料になりますので、お得に利用するためには、学生のうちから資格取得を狙うべきだといえるでしょう。

受験方式としては、1級から3級まですべて、多岐選択式で行われます。
試験時間がいずれも90分で、1級は64問以上、2級3級は56問以上正解で、合格となります。
基本的に公式テキストから70パーセント(3級は80パーセント)が出題され、応用問題として、20パーセント(30パーセント)が出題されると決められています。